クロスバイクのブログ

最近乗っているクロスバイクGIANT ESCAPE R DISC 2021に関するブログです。

サスペンション シートポスト

ESCAPE R DISCのシートポストをサスペンション付きのものに交換しました。 平滑路面はサスなしで良いのですが、つくばの道は結構荒れている(ひび割れ、雑なツギハギ等)ところが多く、お尻へのガツンガツンという鋭い衝撃が多いので、サス付きのシートポストを導入しました。

導入したのはZoomのサスペンションシートポストです。Amazonで3,299円でした。純正のシートポストと同色のシルバーは構成部品すべてが同色なので、良い意味で目立ちませんでした。

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Zoomのサスペンションシートポストを装着。良い意味で全然目立たない。

このシートポストの内部は写真のようになっています。左側(取付時上側)のスプリングと、右側(取付時下側)のエラストマーのハイブリッドサスペンションになっています。

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プリロードアジャスターを緩め切って外し、分解した様子。スプリングとエラストマーのハイブリッドサスペンションになっている。

Amazonのレビューには、スプリングが伸縮するときに筒の内側面と擦れて音・振動が不快であり、自分でグリスアップすると収まるという意見が多くありました。私もそうしようと思って分解したのですが、この個体のスプリングはかなり入念にグリスアップされており、追加する必要はなさそうでした。

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この個体はスプリングが十分にグリスアップされ、伸縮時に音などは出なかった。

またAmazonのレビューには、動きが固く全体重を乗せても全く動かない、プリロードを緩めきってもあまり改善しないという意見も多くありました。 添付されているマニュアルには

you may use allen key to adjust the tension of coil spring from the nut (E) and/or threaded collar(C).

つまり、調整はプリロードナットとカラーで行うように書かれていました。それぞれの場所は下図の通りです。 カラー(環状の部品)は、上側の軸を締め付けることでサスペンションの振動を収める減衰器の役割を持たせてあるようでしたが、同時にサスペンションの動き出しやすさにも効いているようでした。この個体も、購入時は全体重をかけてもほとんど沈まない硬さでしたが、カラーを緩めると軽く動くようになりました。

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サスペンションの調整は、プリロードとカラーの2か所で行う。

カラーとプリロードを調整し、

  • 着座しただけで沈む量は1 cm程度
  • ペダリングでは全く動かない
  • 鋭いガツガツとした衝撃はそこそこマイルドになる

ように調整しました。現在のところ、走りにほとんど影響なく尾てい骨に不快な衝撃だけをマイルドにしてくれているのでパフォーマンスには大変満足しています。

なお、プリロードナットのねじ切り加工が雑で、削りカスが巻き込まれて動きが悪くなっていたので、削りカスを除去・清掃してグリスアップしなおしておきました。他に、可動部分や挿入部分にも十分にグリスアップをしておきました。